2021.08.21
歴史や文化が詰まったお重
ブログをご覧の皆さんこんにちは。
先週はひどい雨が続きましたがお住まいの地域は大丈夫でしたでしょうか。
博多百年蔵も大雨の影響を受け漆喰の一部が剝がれ落ちてしまいました...
ただいま修理中です。
しかしそれも151年という歴史がある建物だからこその出来事かなと思います。
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博多百年蔵でご案内させて頂いている物にはほぼすべて、
深い意味や歴史、福岡の伝統、文化が関係しておりますが
本日はその中の一つ博多の伝統工芸品「博多曲げ物」を紹介させていただきたいと思います♪
まず「博多曲げ物」が何に使用されているかというと...
婚礼料理のお重!!なんです。
博多百年蔵でのご披露宴ではお料理をお重に詰めてお出ししております
☆そもそも「曲げ物」とは・・・?
・ヒノキやスギなどの薄板を円形、楕円(だえん)形に曲げて、これに底板を取り付けた容器のこと!
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・綰物(わげもの)、檜物(ひもの)ともいいます。
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・日本で曲げ物は弥生時代から認められており、日常生活において幅広く木製容器が用いられ、
水やしょうゆ入れにも、刳物か曲物が使われていたそうです。
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・製法は、薄く剥いだヒノキなどの板を熱湯に浸すor火にあぶって柔らかくする⇒曲げる
⇒飯粒を練ってつくった糊ではる⇒箍(たが)は使わず継ぎ目をサクラやカバなどの皮を細く裂いたもので綴じる⇒底板をつける。
といった工程でつくられたくさんの工夫が盛り込まれています。
・筥崎宮と密接な深い歴史があるようです。
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ご興味のある方はぜひ以下のリンクから曲げ物の深い歴史辿ってみてください♪
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昔は日常的に使われていた曲げ物も今となっては貴重な博多の伝統工芸品となり、
そんな伝統のある器で、おふたりの大切な方々を
おもてなしするというのも、とても贅沢で感慨深いですよね。
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博多百年蔵にある一つ一つが歴史が深く価値のあるものばかりで、
なんといっても国登録指定文化財での結婚式というところを魅力に感じて頂けると嬉しいです。
スタッフも全員がこの貴重な建物に誇りをもってご案内させて頂いてます☆