2020.05.18
大川組子
みなさん、こんにちは。
福岡はようやく緊急事態宣言が解除され
街中も少しずつ活気がでてきましたね。
油断のできない日々ではありますので
これからも3密には気を付けて過ごしていきましょう。
さて、博多百年蔵の人気会場「百年蔵ホール」という会場には
新郎新婦がお掛けになる高砂の後ろに
とっても素敵なディスプレイを設置しています。
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これは、福岡県の大川市に伝わる伝統工芸
"大川組子"といい、JR九州の豪華列車「ななつ星」にも採用されています
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四隅の文様は「麻の葉文様」といい
古来より神事にも用いられていた文様で魔よけの意味もあります。
中央は子孫繁栄や無病息災を意味するひし形文様をベースに
花びらが舞い上がる様子を表し、おふたりの明るい未来を表現しています。
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注目してみると、花びらは小さな切り込みが入っていて
ひとつひとつ丁寧に曲げられているのが分かります。
これこそ、職人の技ですよね。
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この日のために綺麗にして、
この日のために選んだ衣裳。
そして、それらを更に美しくみせる大川組子。
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地元の方こそ、地元の伝統工芸に触れる機会もあまりないのではないでしょうか?
ぜひ一度間近でご覧になってください。